
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PHI | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 1 | 6 | 5 | 0 |
LAD | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | 9 | 0 |
終盤の一発と走塁が交錯し、10回の犠飛で勝負が決まった一戦である
10回の走塁と犠飛が勝敗を分けた一戦。
現地時間2025年9月15日、ドジャー・スタジアムで行われたロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズは、延長にもつれる接戦となった。試合開始は19:10である(日本時間9月16日11:10)。観客は43,602人で、所要時間は2時間56分であった。
立ち上がりは相手が先に動いた。初回、左の強打者カイル・シュワーバーが左中間へ先制の1発。ロサンゼルス・ドジャースはこの日、アンソニー・バンダで始める“オープナー”を採用し、すぐに右のエメット・シーハンへつないだ。シーハンは伸びのある速球と落差のある変化球で凡打を量産し、5回2/3まで無安打。ここまでは理想の展開であった。
攻撃は3回に動く。アンディ・パへスが二塁打で口火を切る。捕手チャッキー・ロビンソンが送り、続く大谷翔平が四球で出る。ムーキー・ベッツの犠飛でまず同点とした。相手先発レンジャー・スアレスは序盤に球が高めへ集まったが、粘りの投球で大崩れを防いだ。
5回、マックス・マンシーが右へ豪快なソロで勝ち越し。続いたパへスが中越え二塁打で好機を作る。ここでロビンソンの小技が刺さり、走者を入れ替える。大谷は外角へのカーブ(76.1マイル)を拾い、右方向へ二塁打。ロビンソンを三塁へ進めた。打球速度は89.0マイルであった。さらにベッツが中へ大きな犠飛。三塁走者が生還し、リードを2点へ広げた。
だが7回が転機である。先頭オットー・ケンプのエンタイトル二塁打から流れが変わる。ブライソン・ストットの中前で1点差。続くウエストン・ウィルソンに中堅へ2ランを浴び、逆転を許す。直後、7回裏にベッツが左中間へ同点の一発。スタンドの空気は再び熱を帯びた。
8回はブライス・ハーパーが中央深くへ勝ち越しのソロ。豪快なスイングで試合をひっくり返した。9回裏、フィリーズの守護神ジョアン・デュランに対し、パへスが左へ特大の同点弾。土壇場で試合は振り出しとなる。ここで大谷は四球を選び、すかさず二盗を決めた。長打が出ればサヨナラ、という場面まで押し上げたが、最後は一本が出なかった。
延長10回、フィリーズは走塁で圧をかけた。先頭の打球で二塁走者と一塁走者が重盗。一、三塁を作る。ここでJ.T.レアルミュートが右へ犠飛。これが決勝点となった。10回裏、ロサンゼルス・ドジャースも無死満塁の好機を得たが、内野ゴロと凡飛であと一押しが届かず。試合は6対5で終了した。
大谷の最終成績は3打数1安打(二塁打)、2四球、1盗塁。打つ、選ぶ、走るで役割を果たしたが、得点にはつながらなかった。打席の質は高く、特に5回の二塁打は落ちる球への対応が光った。守備に就かない日は走塁で流れを変える、という彼の新しい顔が見えた場面である。
投手陣では、シーハンがノーヒット継投の軸を担い、内容は申し分ない。だが七回以降は救援が一発を浴び、流れを手放した。ロサンゼルス・ドジャースは9本の安打と3本塁打で押し返したが、走塁と犠飛という“細かい部分”の差が最後に出た。短期決戦を見据えると、終盤のリード時にどう抑えるか、ここが今後の焦点である。
本日の成績(打者)
記録
NEXT
- シーズン50本塁打まであと1本。
- シーズン100打点まであと7。
- 終盤の走塁が増え、今季の盗塁数は大台に届く可能性がある。
COMPLETE
- 9月14日 サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で今季49号本塁打。
- 9月15日 フィラデルフィア・フィリーズ戦で二塁打と2四球、終盤に二盗で好機を演出。
次回の試合
次戦はロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズの第2戦。開催は2025年9月16日 19:10開始(現地時間、ロサンゼルス)/2025年9月17日 11:10開始(日本時間)、会場はドジャー・スタジアムである。予告先発はロサンゼルス・ドジャースが大谷翔平、フィラデルフィア・フィリーズがクリストファー・サンチェスの予定。直球とスライダーで空振りを奪う大谷に対し、サンチェスは沈む球でゴロを量産する左腕である。
SNSの反応
海外の反応
- デーブ・ロバーツがショーヘイ・オオタニのフィリーズ戦での先発について語っています。彼にとって良いテストになる、 Tanner Scott の復調など。x.com
- MLB パーレイブースター!ショーヘイ・オオタニの6+奪三振、2+安打、1+打点、4+塁打が+925から+1150にブースト 🔥x.com
- フィリーズの選手たちのロサンゼルス・ドジャースの先発投手ショーヘイ・オオタニに対する成績:カステヤノス 3打数2安打、2二塁打、ウォルトン 1打数1安打、ケプラー 3打数0安打、ベイダー 1打数0安打x.com
- ベッツが好調なのを考えると少し奇妙ですが、チームはここ1ヶ月ほど、走者を得点圏に置きベースが空いている状況でオオタニを基本的に自動的に敬遠(意図的にまたは避けて投球)しています。これが彼の打てる球を減らしているのかもしれません。x.com
- 彼は十分に高い球数を投げるはずだ。‼️ショーヘイ・オオタニ o5.5 奪三振 (-135)‼️ ESPNで1ユニットベット #RingTheBell #LetsGoDodgers ショーヘイ・オオタニは今日のフィリーズ戦で5.5奪三振をクリアするのに良さそうだ。彼の奪三振能力はエリートで、フィリーズの打線は脆弱だ。彼はx.com
- ショーヘイ・オオタニが四球を選び、ドジャースは1アウトで2人の走者を塁に置いた。ムーキー・ベッツの打席だ 🙏🔥x.com
- フィリーズは昨夜プレーオフ進出を決めた。今日オオタニがマウンドに立つドジャースはもう負けられない。オオタニで少しのバンクロールラダーを取ろう。6KS -137、7KS +147、8KS +298。$150 ~ $500+。これは汗をかくことになる。ラインナップが出たら彼のオッズが下がるのを期待。$10から始めてx.com
関連NEWS
参考URL
- Phillies 6-5 Dodgers (Sep 15, 2025) Box Score - ESPN
- Phillies 6-5 Dodgers (Sep 15, 2025) Play-by-Play - ESPN
- Phillies clinch NL East title with 10th-inning win over Dodgers - Reuters
- Shohei Ohtani doubles in the 5th | MLB.com
- Phillies 6-5 Dodgers (Sep 15, 2025) Game Recap - ESPN
- Philadelphia Phillies vs Los Angeles Dodgers Box Score: September 15, 2025 | Baseball-Reference.com
- Shohei Ohtani's 49th HR highlights Dodgers' hit parade in rout of Giants - Reuters
- Philadelphia Phillies vs. Los Angeles Dodgers - September 16, 2025 | FOX Sports
- Philadelphia Phillies vs. Los Angeles Dodgers Preview - September 16, 2025 | CBS Sports