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2025年9月27日 17:59

吉田正尚が3安打1打点、ボストン・レッドソックスはサヨナラでポストシーズン進出

xhatenaline

stadiumFenway Park
2025年9月27日 8:10~10:47
123456789
DET0003000003101
BOS0001001114100
投手
Casey Mize 6 1/32失点Kyle Finnegan 1 2/31失点Tommy Kahnle 1/31失点
Kyle Harrison 33失点Justin Slaten 2/30失点Steven Matz 10失点Greg Weissert 1 1/30失点Zack Kelly 10失点Garrett Whitlock 10失点Aroldis Chapman 10失点
野手
1番:Jahmai Jones (DH)Kerry Carpenter (PH)Justyn-Henry Malloy (PH)Zach McKinstry (PR)2番:Gleyber Torres (2B)3番:Wenceel Perez (RF)4番:Spencer Torkelson (1B)5番:Riley Greene (LF)6番:Andy Ibanez (3B)7番:Dillon Dingler (C)8番:Parker Meadows (CF)9番:Javier Baez (SS)
1番:Jarren Duran (LF)2番:Trevor Story (SS)3番:Alex Bregman (3B)4番:Masataka Yoshida (DH)5番:Romy Gonzalez (2B)6番:Ceddanne Rafaela (CF)7番:Nathaniel Lowe (1B)8番:Wilyer Abreu (RF)9番:Carlos Narvaez (C)Nate Eaton (PR)Connor Wong (C)

吉田正尚が3安打で流れを呼び、ラファエラの一打でレッドソックスが歓喜

Q
試合はどうやって決着したのか?
A
9回裏、ロミー・ゴンザレスが中前打で出ると、セデーヌ・ラファエラがカウント1-0から中堅フェンス直撃の三塁打を放ち、ボストン・レッドソックスが4-3でサヨナラ勝ちを収めた。
Q
吉田正尚の打撃内容と成績は?
A
吉田正尚は4打数3安打1打点1得点である。2回は右前打、4回は中前打で打点、7回は左前打と、右中左へ打ち分けた。9回は二ゴロで先頭で倒れたが、試合の流れを変える仕事を果たした。
Q
試合の分岐点はどこだったのか?
A
7回裏に吉田の左前打、ラファエラの左翼フェンス直撃の二塁打で無死二三塁を作り、ナサニエル・ロウの犠飛で1点差にした場面が大きい。8回はカルロス・ナーバエスの安打から代走ネイト・イートンが二盗と相手の悪送球で三塁に進み、ジャレン・デュランの左前打で同点にした。
Q
先発と救援の内容は?
A
先発カイル・ハリソンは3回7安打3失点で降板も、その後は救援陣が無失点でつないだ。ザック・ケリー、ギャレット・ホイットロックらが要所で三振を奪い、9回はアロルディス・チャップマンが1回無失点で勝ち投手になった。
Q
相手先発の出来はどうだったのか?
A
デトロイト・タイガースのケイシー・マイズは6回1/3を投げて8奪三振、与四球0、2失点と好投であった。ただし終盤は的を絞らせず、救援に回った後に試合が動いた。

決め手はラファエラの一振りと吉田の3安打である

結論から書く。吉田正尚が3安打1打点で試合の火をともした、そしてセデーヌ・ラファエラが最後に仕上げた。ボストン・レッドソックスはデトロイト・タイガースに4-3で勝ち、ポストシーズン進出を決めた。試合は9月26日 19:10開始(現地時間)/9月27日 8:10開始(日本時間)、場所はフェンウェイ・パークである。

前半は苦しい立ち上がりであった。4回表、タイガースはハビエル・バエズの右前打で先制、続いてジャマイ・ジョーンズの左翼線二塁打で2者を返した。ボストンの先発カイル・ハリソンは3回7安打3失点、与四球3で降板である。それでも救援が踏ん張った。

反撃はその裏だ。先頭のアレックス・ブレグマンが場外近くの二塁打で出る。ここで吉田が中前へタイムリー、まず1点を返した。ど真ん中ではない球を、最短でセンター返し。らしさが出た一打である。

7回も吉田が口火だ。先頭で左前打、ラファエラが左翼の高い壁の上部を直撃する一打で続き、無死二三塁。ここでナサニエル・ロウが中犠飛、吉田がホームにすべりこみ1点差。淡々と重ねた1点が、終盤の空気を変えた。

8回は足で崩した。カルロス・ナーバエスが安打、代走ネイト・イートンがすぐ二盗、捕手の悪送球もからんで三塁へ。ジャレン・デュランが左前に運び、ついに同点である。走力と小さな精度で、相手の守りにゆさぶりをかけた形だ。

9回は劇的であった。先頭の吉田は二ゴロで倒れたが、ロミー・ゴンザレスが中前に落として出る。ここでラファエラ。カウント1-0から強くたたき、中堅フェンス直撃の三塁打。ゴンザレスが生還し、サヨナラ勝ちである。場内は総立ち、ダグアウトから仲間があふれた。

投手陣も記しておく。ジェイコブ・スレイテン、スティーブン・マッツ、グレッグ・ワイサート、ザック・ケリーが中盤をゼロでつなぐ。8回はギャレット・ホイットロックが3者連続三振で流れを固定。最後はアロルディス・チャップマンが威力のある直球でねじふせ、勝ち投手となった。相手のケイシー・マイズは6回1/3で8奪三振、四球0。内容はよかったが、終盤の勢いが勝敗を分けた。

数字も残る。この勝利は、今季チーム12度目のサヨナラ勝ちである。メジャー最多で、球団では歴代2位に並ぶ回数だ。試合時間は2時間37分、観客は37,052人。舞台は十分であった。

吉田の状態は上向きである。2回は右前、4回は中前、7回は左前と、左右中へ広く打ち分けた。9月23日から26日の4試合で8安打と量もそろう。9月24日にはトロント・ブルージェイズ戦で今季3本目の本塁打も放っている。肩の大きなけがからの復帰後という流れを考えると、打席の内容は日ごとに厚みが出てきたと言える。

チームとしては、この勝利で2021年ぶりのポストシーズンが確定である。相手のデトロイト・タイガースは地区優勝とワイルドカードの両にらみで粘るが、終盤の失速が響いた。ボストンは残り2試合で勢いを切らさず、良い形で10月に入ることが重要だ。吉田の早い回での出塁が、その合図になるはずである。

本日の成績(打者)

1打席目
単打
右前へ鋭い当たりの単打で出塁。
2回表
2打席目
安打
中前適時打でBregmanを本塁へ、生還を演出。
4回表
3打席目
単打
左前打で出塁し、ラファエラの二塁打で三進→ロウの犠飛で生還。
7回表
4打席目
ゴロ
先頭で二ゴロ。その後Gonzalez安打→Rafaela三塁打でサヨナラ。
9回表

記録

NEXT

  • レギュラーシーズン残り2試合で、今季通算50安打へ到達の可能性
  • メジャーでの初のポストシーズン出場が目前
  • 9月を3割以上の打率で終える可能性が高い

COMPLETE

  • 9月26日 タイガース戦で3安打1打点1得点
  • 9月24日 ブルージェイズ戦で今季3本目の本塁打
  • 9月23〜26の4試合で8安打と量産

次回の試合

次戦は9月27日 16:10開始(現地時間)/9月28日 5:10開始(日本時間)、会場はフェンウェイ・パーク。ボストン・レッドソックスはコナーリー・アーリーが先発予定で、デトロイト・タイガースは先発未定。吉田正尚は直近4試合で8安打と好調で、初回からの出塁が試合の流れを作る鍵である。

SNSの反応

海外の反応

  • マサタカ・ヨシダが2回をリードオフシングルで始め、ヒットストリークを7試合に伸ばした。x.com
  • ヨシダが試合での最初のヒットを打ち、レッドソックスの試合での最初のヒットとなった。x.com
  • マサタカ・ヨシダの7試合連続ヒット。x.com
  • マサタカ・ヨシダの7試合連続ヒットで、直近27打席で11安打。x.com
  • マサ。マサ。マサ。直近27打席で11安打で、今は7試合連続ヒット。ヒーターをくれ。これ以上必要なものはない。x.com
  • レッドソックスの監督アレックス・コーラが今週の試合後にマサタカ・ヨシダについて言ったように、「あの男は打てる」。x.com

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