
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PHI | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 3 | 9 | 8 | 0 |
LAD | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 10 | 0 |
大谷翔平が投打で魅せたが、ロサンゼルス・ドジャースは救援が崩れ痛い逆転負け。
大谷が50号と5回無安打も、救援が崩れ逆転負け。
結論から言えば、主役は大谷翔平であった。だが、勝敗は別の手で動いた。現地9月16日、ドジャー・スタジアム。ロサンゼルス・ドジャースは、フィラデルフィア・フィリーズに9-6で敗れた。
序盤は完ぺきな流れであった。2回、アレックス・コールが左中間へ先制ソロ。すぐ後にアンディ・パヘスが中前打で出て、エンリケ(キケ)・ヘルナンデスが2ラン。4回はヘルナンデスの左犠飛で4-0。相手先発クリストファー・サンチェスに早い段階でダメージを与えた。
その間、大谷はマウンドで圧倒した。5回無安打、1四球、5奪三振。合計68球でストライク42球。最後の13人を続けて退けた。球速や変化は大げさに見せないが、出し入れが効いた。球数管理もあり、5回で役目を終えた。
流れが変わったのは6回である。継投の左腕ジャスティン・ロブレスキが1死から3連打で満塁。ここでブライス・ハーパーが右中間へ2点二塁打。さらにブランドン・マーシュが右中間へ3ラン。続いた回では、交代直後のエドガルド・エンリケスがマックス・ケプラーに被弾。一気に4-6となった。
それでも8回。大谷がバットで試合を戻した。先頭で右中間へ高々と舞うソロ。今季50号である。打球速度113.4マイル、角度37度、飛距離429フィート。相手は右腕デービッド・ロバートソンのカッター90.2マイル。数字が示す通り、角度と力の理想形であった。その後、テオスカー・ヘルナンデスが左翼線へ二塁打、フレディ・フリーマンが四球、トミー・エドマンが中前打で満塁。アレックス・コールの左犠飛で同点に追いついた。
だが、終章は敵軍の一撃であった。9回2死二、三塁、ラファエル・マルチャンが右へ3ラン。ブレイク・トレイネンのカッターを仕留められた。ドジャースは反撃の糸口をつかめず、試合はそのまま終わった。
数字で試合を見ると、要因は明快である。大谷の先発は被安打0、与四球1で失点0。対して救援は合計で被本塁打2、与四球3、計9失点。とくに6回の6失点が重く、ここで勝ち筋が変わった。打線はコールとヘルナンデスが計3本の長打で6打点。大谷は5打数2安打1打点、投打で存在感を示した。
記録面では、大谷が2年連続の50本に到達。MLB全体でも珍しい節目である。相手の主砲、カイル・シュワーバーは53本で先行。大谷は差3で追う形だ。個人の節目としては、今季13度目の先発で、通算先発は99試合目。次の登板で100の大台に届く。
最後に時間情報をまとめる。試合はロサンゼルスの現地時間で9月16日22:55ごろ終了。日本時間では9月17日14:55ごろに当たる。次戦は現地9月17日19:10開始、日本時間9月18日11:10。場所は同じくドジャー・スタジアムである。
本日の成績(投手)
- 投球回数
- 5
- 投球数
- 68
- 被安打数
- 0
- 奪三振数
- 5
- 与四球数
- 1
- 死球数
- 0
- 失点数
- 0
- 自責点数
- 0
- 5回無安打、68球、5奪三振1四球の快投。降板後に救援が崩れたが、内容は圧巻だった。
本日の成績(打者)
記録
NEXT
- 球団単年本塁打記録54にあと4で並ぶ、5で更新の可能性。
- メジャー通算先発100試合に王手(現時点で99)。
- ナ・リーグ本塁打王争いで首位カイル・シュワーバーとの差3を追う。
COMPLETE
- 2年連続50本塁打に到達(MLB史上6人目、直近は2001-2002年のアレックス・ロドリゲス)。
- ドジャース史上で初の複数50本塁打シーズンを達成。
次回の試合
シリーズ最終戦は現地9月17日19:10開始(日本時間9月18日11:10)。場所はドジャー・スタジアム。先発予定はロサンゼルス・ドジャースがブレイク・スネル、フィラデルフィア・フィリーズがヘスス・ルサルド。全国はMLBネットワークで放送予定である。直球派左腕どうしの投げ合いで、上位打線の初回からの出足が鍵になる。
SNSの反応
海外の反応
- デーブ・ロバーツがショーヘイ・オオタニのフィリーズ戦での先発について語っています。良いテストになったこと、タナー・スコットの復調など。x.com
- MLBパーレイブースター!ショーヘイ・オオタニが6奪三振以上、2安打以上、1打点以上、4塁打以上で+925から+1150にブースト🔥x.com
- 今夜のフィリーズ対ドジャースの先発投手の過去7試合の成績:クリストファー・サンチェスは43.2イニング、3.09 ERA、ショーヘイ・オオタニは27.0イニング、4.67 ERA。x.com
- 彼は十分に高いピッチカウントになるはずだ。ショーヘイ・オオタニが5.5奪三振以上(-135)。今日のフィリーズ戦で5.5奪三振以上をクリアするのに良さそうだ。彼の奪三振能力はエリートで、フィリーズのラインナップは脆弱だ。x.com
- 今夜のショーヘイ・オオタニは50本塁打、50奪三振、20盗塁。x.com
- フィリーズは昨夜クリンチした。オオタニが今日マウンドに立つのでドジャースはもう負けられない。オオタニのバンクロールラダーを取ろう。6奪三振-137、7奪三振+147、8奪三振+298。150ドルで500ドル以上。x.com
関連NEWS
参考URL
- Phillies vs. Dodgers (Sep 16, 2025) Box Score - ESPN
- Phillies 9-6 Dodgers (Sep 16, 2025) Play-by-Play - ESPN
- Phillies 9-6 Dodgers (Sep 16, 2025) Game Recap - ESPN
- Shohei Ohtani's no-hit start, 50th HR aren't enough for Dodgers vs. Phils - Reuters
- Shohei Ohtani's solo home run (50) | 09/16/2025 | Los Angeles Dodgers
- Shohei Ohtani's five no-hit innings | 09/16/2025 | MLB.com
- Philadelphia Phillies vs. Los Angeles Dodgers Box Score - FOX Sports
- The Rafael Marchan game: Phillies 9, Dodgers 6 - The Good Phight
- How to watch: Dodgers vs. Phillies (Sep 17, 2025) - Bleacher Nation