カバー画像
2025年9月24日 21:58

松井裕樹が最終回を無失点で締めた:サンディエゴ・パドレス完封勝利の全容と次戦情報

xhatenaline

stadiumPetco Park
2025年9月24日 13:40~15:53
123456789
MIL000000000041
SDP42000001-780
投手
Bruce Zimmermann 66失点Tobias Myers 21失点
Randy Vásquez 70失点Wandy Peralta 10失点Yuki Matsui 10失点
野手
1番:Christian Yelich (DH)2番:Jackson Chourio (LF)3番:Brice Turang (2B)4番:William Contreras (C)Danny Jansen (C)5番:Sal Frelick (RF)6番:Caleb Durbin (3B)7番:Jake Bauers (1B)Rhys Hoskins (PH)Rhys Hoskins (1B)8番:Blake Perkins (CF)9番:Joey Ortiz (SS)
1番:Luis Arraez (DH)2番:Xander Bogaerts (SS)3番:Gavin Sheets (LF)4番:Ramon Laureano (RF)5番:Ryan O'Hearn (1B)6番:Jose Iglesias (3B)7番:Bryce Johnson (CF)8番:Freddy Fermin (C)9番:Mason McCoy (2B)

最後は松井裕樹、落ち着いた15球で完封の形を仕上げた

Q
試合の結果はどうだったのか?
A
サンディエゴ・パドレスがミルウォーキー・ブルワーズに7-0で勝利した。先発ランディ・バスケスが7回1安打無失点で流れを作り、救援陣が走者を出しながらも得点を許さず、完封で締めた。
Q
松井裕樹はいつ登板し、どんな内容だったのか?
A
9回に登板し、打者4人に対して被安打1、四球0、三振0で無失点だった。球数は15、ストライクは8。最後は自分でゴロをさばいて試合を締めた。
Q
最終打者はどのように仕留めたのか?
A
ケイレブ・ダービンに対し、落ちる球(スプリット)でバットの芯を外し、弱い当たりの投ゴロにした。球速は83.4マイル、回転数は1122rpmだった。
Q
得点はどのイニングで生まれたのか?
A
1回にライアン・オーヘーンの満塁本塁打で4点、2回にルイス・アラエスの2点本塁打で2点、8回にホセ・イグレシアスのソロで1点を加えた。
Q
この勝利でチームの立ち位置はどう変わったのか?
A
ナ・リーグ西地区の首位ロサンゼルス・ドジャースに1.5ゲーム差に接近し、ワイルドカード争いでも上位に迫った。終盤戦での勢いを保つ意味で大きい一勝だ。

松井裕樹が最終回を15球で無失点締め。

結論から言う。サンディエゴ・パドレスがミルウォーキー・ブルワーズに7-0で勝った。最後は松井裕樹が9回を無失点で締めた。安心感がある締めで、球場の空気がやわらいだ。

舞台はペトコ・パーク。現地時間9月23日夜の一戦である。初回に流れが決まった。ルイス・アラエスが中前打で口火を切り、走者をためる。ここでライアン・オーヘーンが右翼へ満塁本塁打。スコアは一気に4-0となった。2回はアラエスが右越えの2点本塁打。序盤で6-0、理想の展開である。8回にはホセ・イグレシアスが左中間へソロを放ち、7-0でだめ押しとなった。

先発はランディ・バスケス。7回1安打無失点、三振3、四球2で、危なげない投球であった。打たせて取り、ゴロとフライのバランスもよい。8回はワンディ・ペラルタが登板。単打2本を許したが、要所で空振りを取り、無失点でつないだ。ここまでで試合は落ち着いた。

そして9回、松井の出番だ。先頭ブライス・トゥーランは中飛。次のダニー・ジャンセンも右飛で2アウト。サル・フレリックに中前打を許すが、動じない。最後はケイレブ・ダービンを投ゴロ。松井が自らさばき、ゲームセット。内容は1回、被安打1、四球0、三振0、球数15、ストライク8で無失点である。最後の球は落ちる球、いわゆるスプリット。球速は83.4マイルで、弱い当たりを生んだ。数字は小さく見えるが、狙いは明快だ。高めを見せて、低めで落とす。教科書どおりの落差で、芯を外した。

打線は長打で主導権を取った。オーヘーンの一撃は、序盤の重さを取り、ベンチに笑顔をもたらした。アラエスの2点弾は、相手先発の心を折る一発であった。守りでも、内野の連係がよく、無駄な走者を出さない。こうした小さな積み上げが、完封という大きな結果につながった。

試合の細部も触れておく。観客は44,089人、試合時間は2時間13分。テンポがよく、守備位置の変更もスムーズであった。ブルワーズは中盤で代打を出し、流れを変えようとしたが、パドレス投手陣が落ち着いて対処した。要は、先に点を取り、相手に反撃の芽を与えない試合運びである。

シーズンの文脈も重要だ。今回の勝利で、パドレスはナ・リーグ西地区のロサンゼルス・ドジャースに1.5ゲーム差まで迫った。ワイルドカードの争いでも位置を上げた。終盤での完封は、数字以上に価値がある。救援陣に休みを作り、打線に自信を植えつけるからだ。

松井の今季成績も確認しておく。球団公式の集計では、2025年は登板55、2勝1敗1セーブ、防御率4.37、投球回55.2、奪三振56、WHIP1.38である。波がある月もあったが、9回を任される場面での落ち着きは増している。きょうのように、先に高めで見せてから、最後は落とす。このパターンがはまると、打者は前に飛ばせない。短い回で効率よく終わらせる術が、体に入ってきたと言える。

比喩で言えば、料理の最後のひと塩である。味が決まり、皿がしまり、全体が映える。松井の9回は、まさにその役割だ。先発の好投と、打線の一発に、静かな蓋をする。10月へ向け、勝ちパターンの型が見えてきた。

次はデーゲームでの最終戦だ。連投の判断は、展開とブルペンの状態次第である。ただ、きょうの15球なら、体への負担は重くない。必要な場面で、また静かに出てきて、静かに片付けるだろう。

本日の成績(投手)

投球回数
1
投球数
15
被安打数
1
奪三振数
0
与四球数
0
死球数
0
失点数
0
自責点数
0
9回を任され1回15球、被安打1・無四球・無失点で試合を締めた。最後はカレブ・ダービンをスプリットで詰まらせ投手ゴロ。

記録

NEXT

  • メジャー通算130奪三振まであと5に接近。
  • 通算登板数で節目の120に到達が近い。
  • 短い回での完了登板を積み重ね、ポストシーズンで初登板の可能性が高まる。

COMPLETE

  • 9月23日、9回の1イニングを無失点で締め、完封リレーに貢献。

次回の試合

次戦はミルウォーキー・ブルワーズとの3戦目。2025年9月24日 13:10開始(現地時間)/9月25日 05:10開始(日本時間)、会場はペトコ・パーク。先発はサンディエゴ・パドレスがディラン・シーズ、ミルウォーキー・ブルワーズがチャド・パトリックの見込み。前日夜の試合からのデーゲームで、救援陣のやりくりがカギとなる。松井は前夜15球で、連投の可能性もある。

SNSの反応

関連NEWS

参考URL