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2025年9月26日 12:48

今永昇太の直近登板を解説|メッツ戦で5回2/3、8失点も工夫は見えた【シカゴ・カブス】

xhatenaline

stadiumWrigley Field
2025年9月26日 9:40~12:20
123456789
NYM2013020008100
CHC000113000570
投手
Nolan McLean 5 1/35失点Ryne Stanek 2/30失点Brooks Raley 10失点Tyler Rogers 10失点Edwin Diaz 10失点
Shota Imanaga 5 2/38失点Drew Pomeranz 1 1/30失点Michael Soroka 10失点Taylor Rogers 10失点
野手
1番:Francisco Lindor (SS)2番:Juan Soto (RF)3番:Pete Alonso (1B)4番:Mark Vientos (DH)5番:Brandon Nimmo (LF)6番:Luis Torrens (C)7番:Brett Baty (3B)8番:Tyrone Taylor (CF)9番:Luisangel Acuna (2B)
1番:Michael Busch (1B)Justin Turner (PH)2番:Nico Hoerner (2B)3番:Ian Happ (LF)4番:Moises Ballesteros (DH)5番:Seiya Suzuki (RF)6番:Carson Kelly (C)7番:Pete Crow-Armstrong (CF)8番:Dansby Swanson (SS)9番:Matt Shaw (3B)

序盤から追う展開、今永は甘い球を拾われ、鈴木の2発も届かず。

Q
試合はいつどこで行われ、最終スコアはどうだったか?
A
9月25日 19:40開始(現地時間)、9月26日 09:40開始(日本時間)で、会場はシカゴのリグレー・フィールドである。ニューヨーク・メッツが8-5でシカゴ・カブスに勝利した。
Q
今永昇太の投球内容はどうだったか?
A
今永は5回2/3で9被安打、8失点、3奪三振、1四球、被本塁打2であった。球数は91でストライク58、空振り8、初球ストライクは26人中15人だった。
Q
失点の分岐点はどこだったか?
A
3回にフランシスコ・リンドーアの左越えソロ(408フィート)、4回にブレット・ビーティの左越え3ラン(371フィート)を浴びた。4回の一発は0-1の速球を打たれ、流れが重くなった。
Q
カブス打線の見せ場はあったか?
A
鈴木誠也が2本塁打で4打点、ダンスビー・スワンソンがソロを放った。6回に鈴木の3ランで3点差までせまったが、同点までは届かなかった。
Q
この結果が順位や今後に与える影響は?
A
シリーズは1勝2敗となった。メッツはナ・リーグのワイルドカード最終枠で優位を保ち、カブスはトップシードをめぐりサンディエゴ・パドレスと差2のまま残り3試合となった。次カードはセントルイス・カージナルス戦である。

0-1の速球を狙われ、流れが大きく傾いた。

要点は3つである。早い回の失点、被弾の質、そして立て直しの芽である。

試合は9月25日 19:40開始(現地時間)、場所はリグレー・フィールドである。ニューヨーク・メッツが8-5で勝ち、シリーズはメッツの2勝1敗となった。観客は38,465人、試合時間は2時間40分であった。

今永昇太は5回2/3でマウンドを降りた。9被安打、8失点、3奪三振、1四球、被本塁打2であった。球数は91でストライク58、空振り8である。初球ストライクは26人中15人で、率はおよそ58%であった。ゴロ4、フライ9と、打球の多くが外野へ飛んだことも数字が示す。今季ワーストの8失点で黒星がつき、通算は9勝8敗、防御率は3.73となった。

序盤から苦しい走り出しであった。初回は先頭の四球から失点がつながった。マーク・ビエントスのファウルフライで三塁走者がかえり、続くブランドン・ニモの右前打でもう1点を失った。追う展開で球数がかさみ、楽なカウントに入れなかった。

分岐点は3回と4回である。3回はフランシスコ・リンドーアに左へソロを浴びた。打球は408フィートでスタンド外へぬける大きな一撃であった。4回はブレット・ビーティに左へ3ラン。カウント0-1からの速球をしっかり引きはがされ、走者一掃となった。6回にはタイロン・テイラーに中越えの2点二塁打をゆるし、8-2となった時点で流れは決まった。

それでも光はあった。今永は1回、ニモをけん制でアウトにした。走者の足を止める小さな積み重ねである。さらに、降板直前まで四球は1つにとどめた。ストライクを先行させ、ゾーン内で勝負するいつもの姿勢は崩していない。

打線は粘った。ダンスビー・スワンソンが5回に右中間へソロ。鈴木誠也は4回に左中間へソロ、6回には左中間へ3ランを放ち、1人で4打点をあげた。終盤の反撃ムードはあったが、同点打は出なかった。相手先発のノーラン・マクリーンは5回1/3で11三振と空振りを多くとり、救援陣も失点をゆるさなかった。最後はエドウィン・ディアスが9回を締め、28セーブ目とした。

配球面をならすと、今季の今永は4シームがおよそ半分、スプリットが3割ほど、スイーパーが1割台である。ふだんは高めの4シームと低めのスプリットで上下にそらし、見せ球で横のずれも作る形だ。この日はカウント球の4シームを狙われる場面があり、決め球に入る前に甘さをとられた。数字で見ても、この試合はゴロよりフライが多く、長打に結びついたことがわかる。

チームの文脈もふれておく。メッツはこの勝利でワイルドカード争いの優位を保った。カブスはトップシードをめぐりサンディエゴ・パドレスと差2で残り3試合という状況である。ホームでの戦いが続き、修正の場はすぐ来る。短期戦へ向け、初球の入りと高めの球質をもう一段たてなおせば、持ち味はすぐ戻るはずだ。

本日の成績(投手)

投球回数
5.2
投球数
91
被安打数
9
奪三振数
3
与四球数
1
死球数
0
失点数
8
自責点数
8
初回に先制を許し、3回のLindorソロ、4回のBaty3ランなどで失点。6回途中で降板し8失点。高めに集まり長打を浴びる場面が目立った。

記録

NEXT

  • ワイルドカード・シリーズでの先発と白星。
  • 次登板での5回以上投球と、与四球の少ない運びの再現。
  • ホームの大舞台での初回ゼロの積み上げ。

COMPLETE

  • 9月25日(現地)のメッツ戦で今季最多の8失点。
  • 9月19日(現地)のレッズ戦で被本塁打3本。

次回の試合

次は9月26日 13:20開始(現地時間)、9月27日 03:20開始(日本時間)、場所はシカゴのリグレー・フィールドでセントルイス・カージナルス戦である。相手先発はマイルズ・マイコラスの予定で、シカゴ・カブスの先発は未発表である。今永は中4日では最終戦に当たらず、次はワイルドカード・シリーズでの先発が有力だ。

SNSの反応

海外の反応

  • 火曜日の天気はあまり良くなさそうで、75度で晴れですが、そうした条件はカブスに不利に働きます。それでも、今永はサンディエゴに対して素晴らしい数字を残しています。19.1イニングで1.40の防御率です。x.com
  • 今永昇太は最近の10試合のうち9試合で24.5のファンタジースコア(PrizePicks)を上回っています(平均32.5ファンタジースコア(PrizePicks)/試合)。24.5ファンタジースコア(PP)オーバー:🅿️ -119。またやるでしょうか?リンクをタップしてベットしてください。x.com
  • みんな起きて!今永昇太が今日投げるよ、しかも風が内側に吹いているんだ。x.com
  • シカゴー!!今永昇太が今日投げるよ。素晴らしい1日になるぞ。x.com

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