カバー画像
2025年9月27日 16:37

ダルビッシュ有が5回2失点で粘投 サンディエゴ・パドレスはタティス満塁弾でアリゾナ・ダイヤモンドバックスを7-4で下す

xhatenaline

stadiumPetco Park
2025年9月27日 10:40~13:54
123456789
ARI101000020481
SDP00051001-7120
投手
Zac Gallen 4 1/36失点Philip Abner 0 2/30失点Juan Morillo 10失点Andrew Saalfrank 10失点Ryan Thompson 11失点
Yu Darvish 52失点Bradgley Rodriguez 10失点Wandy Peralta 10失点Kyle Hart 0 1/32失点David Morgan 0 1/30失点Mason Miller 1 1/30失点
野手
1番:Geraldo Perdomo (SS)2番:Ketel Marte (2B)3番:Corbin Carroll (RF)4番:Gabriel Moreno (DH)5番:Blaze Alexander (3B)6番:James McCann (C)Adrian Del Castillo (PH)Adrian Del Castillo (C)7番:Alek Thomas (CF)Tim Tawa (PH)Tim Tawa (LF)Jorge Barrosa (CF)8番:Ildemaro Vargas (1B)9番:Jake McCarthy (LF)Jordan Lawlar (PH)
1番:Fernando Tatis Jr. (RF)2番:Luis Arraez (1B)3番:Manny Machado (3B)4番:Jackson Merrill (CF)5番:Xander Bogaerts (SS)6番:Gavin Sheets (LF)Bryce Johnson (PR)Bryce Johnson (LF)7番:Ryan O'Hearn (DH)8番:Jake Cronenworth (2B)9番:Freddy Fermin (C)

ダルビッシュ有が要所で粘り、満塁弾で流れを呼び込んだ一戦。

Q
ダルビッシュ有の投球内容はどうだったか?
A
先発で5回を投げて2失点で降板した。序盤に点を許したが、大量失点は防いだ。試合前の成績は4勝5敗、防御率5.51であった。
Q
勝敗を分けた場面はどこか?
A
4回の攻撃で一気に5点を奪ったところだ。フェルナンド・タティスJr.が満塁弾を放ち、ライアン・オヘーンの適時打も出て流れが変わった。
Q
打線では誰が目立ったか?
A
ルイス・アラエスが4安打で存在感を見せた。これで連続安打は14試合となった。
Q
救援陣はどう締めたか?
A
終盤に2点を返されたが、最後はメイソン・ミラーが登板し、22セーブ目を挙げて試合を締めた。
Q
チームの状況はどう変わったか?
A
パドレスは88勝72敗となり、ワイルドカードのホーム開催を狙って前進した。シカゴ・カブスに2ゲーム差で、残り2試合という状況である。

ダルビッシュが試合を作り、満塁弾で主導権を握った。

現地時間9月26日、サンディエゴ・パドレスはホームのペトコ・パークでアリゾナ・ダイヤモンドバックスに7-4で勝利した。日本時間では9月27日午前10時40分開始である。

主役のひとりはダルビッシュ有だ。先発で5回2失点、長い回は投げなかったが、流れは渡さなかった。立ち上がりで苦しい場面もあったが、崩れずに粘った。試合前の通算成績は4勝5敗、防御率5.51であったが、この日は役目を果たしたである。

攻撃は4回に爆発した。1点を追う場面で走者をためる。ここでフェルナンド・タティスJr.が左へ満塁弾。スタンドの空気が一変した。さらにライアン・オヘーンの適時打も出て、この回だけで5点を追加した。これで主導権は完全にパドレスである。

相手先発のザック・ギャレンは4回1/3で6失点(自責5)。要所で球が甘く入り、ビッグイニングを許した。一方でパドレスは、ダルビッシュの後を救援陣がつないだ。終盤8回に2点を返され、嫌な流れもあったが、最後はメイソン・ミラーが登場。強い直球で押し切り、22セーブ目を記録した。

もうひとりの立役者がルイス・アラエスである。巧みなバットさばきで4安打を記録。連続安打は14試合に伸びた。小さな当たりも、芯で運ぶ当たりもあった。攻撃の火種になり続けた。

試合の流れを振り返る。序盤は拮抗した展開。パドレスは少ない好機をつかみ、4回の長打と単打で一気に仕留めた。ダイヤモンドバックスは8回に反撃し、2点を返して食らいついた。9回は先頭打者が出塁して、なおも不穏な空気。しかし、最後にミラーが三振を奪い、重い空気を断ち切った。

この勝利の意味は大きい。チームは88勝72敗となり、ポストシーズンでのホーム開催へ望みを残した。条件は厳しい。シリーズを最後まで取り切り、同時にシカゴ・カブスの結果待ち、という構図である。それでも、この日の勝ち方は前を向ける内容だ。満塁弾で流れをつかみ、先発が最低限をこなし、救援が締める。理想に近い勝ち筋である。

ダルビッシュ個人に目を向ける。今季は春に右肘の炎症で離脱し、7月に復帰した。復帰後は球数と体の状態を見ながらの登板が続く。この日は5回での交代となったが、要所の制球は良く、ゴロとフライでしのいだ印象だ。決め球の精度を上げ、初回からテンポを作れれば、次回はもう1イニング伸ばせるはずである。

スタンドの空気も特別だった。週末のナイターで観客は熱気に満ちた。4回の満塁弾では、ベンチもグラウンドも一気に色が変わった。野球は流れの競技だと、あらためて感じる場面であった。

なお、この試合の開始は現地時間18時40分、日本時間では翌10時40分である。週末のペトコ・パークはイベントも多く、試合前からにぎわいがあった。ファンは早くから集まり、音楽とフードを楽しんだ。球場全体が追い風になった、と言ってよいであろう。

本日の成績(投手)

投球回数
5
投球数
79
被安打数
6
奪三振数
4
与四球数
2
死球数
0
失点数
2
自責点数
2
5回2失点(被弾2)、4奪三振2四球。要所を締めてリードを守り、79球で勝ち投手。

記録

NEXT

COMPLETE

次回の試合

次戦はアリゾナ・ダイヤモンドバックスとのシリーズ2戦目。現地時間9月27日17:40開始、会場はペトコ・パーク。日本時間では9月28日9:40開始である。週末企画があり、入場は早めが良い。先発予告は流動的で、当日発表に注目したい。

SNSの反応

関連NEWS

参考URL