カバー画像
2025年9月18日 19:08

吉田正尚が2安打2打点で存在感|ボストン・レッドソックスが延長10回サヨナラでオークランド・アスレチックスに勝利

xhatenaline

stadiumFenway Park
2025年9月18日 7:45~11:19
12345678910
OAK01003000004102
BOS11001100015100
投手
Mason Barnett 43失点Brady Basso 0 1/30失点Tyler Ferguson 1 1/31失点Justin Sterner 1 1/30失点Elvis Alvarado 20失点Michael Kelly 0 1/31失点
Lucas Giolito 4 1/34失点Justin Wilson 0 1/30失点Justin Slaten 1 1/30失点Steven Matz 0 2/30失点Garrett Whitlock 1 1/30失点Aroldis Chapman 10失点Zack Kelly 0 2/30失点Chris Murphy 0 1/30失点
野手
1番:Nick Kurtz (1B)2番:Shea Langeliers (C)3番:Brent Rooker (DH)4番:Tyler Soderstrom (LF)5番:Jacob Wilson (SS)6番:Lawrence Butler (CF)7番:Carlos Cortes (RF)Colby Thomas (PH)8番:Darell Hernaiz (2B)Zack Gelof (2B)9番:Brett Harris (3B)JJ Bleday (PH)
1番:Jarren Duran (LF)2番:Trevor Story (SS)3番:Alex Bregman (3B)4番:Masataka Yoshida (DH)David Hamilton (PR)5番:Romy Gonzalez (2B)6番:Rob Refsnyder (RF)Nate Eaton (RF)7番:Nathaniel Lowe (1B)8番:Carlos Narvaez (C)9番:Ceddanne Rafaela (CF)Nick Sogard (PH)

吉田正尚が2安打2打点、終盤は小技でつないで、ボストン・レッドソックスが延長10回でサヨナラ勝ち

Q
吉田正尚はこの試合でどんな成績だったか?
A
指名打者で先発し、4打数2安打2打点だ。1回に先制の右前打、5回に内野安打で1点を返した。走塁では今季3盗塁目も決めた。
Q
得点はどのような流れで入ったのか?
A
1回に吉田の適時打で先手、2回にロブ・レフスナイダーの本塁打で加点。5回に3点を許し逆転されたが、直後に吉田の内野安打で1点、6回にトレバー・ストーリーの適時打で同点。10回にニック・ソガードのゴロで決着だ。
Q
吉田の2本の適時打はどんな球を打ったのか?
A
1回はメイソン・バーネットのチェンジアップ(約85.3マイル)を右前へ、5回はブレイディ・バッソのカッター(約88.9マイル)で一塁へ転がし内野安打にした。
Q
試合の決め手は何だったのか?
A
延長10回の送りバントとゴロで走者をかえした攻めだ。無死二塁からカルロス・ナルバエスが犠打で三塁へ、代打ニック・ソガードの二塁ゴロでネイト・エイトンが生還した。
Q
次戦はいつどこで行われるのか?
A
同カードの最終戦だ。現地時間で9月18日13:35開始、会場はフェンウェイ・パークである。日本時間では9月19日2:35開始となる。

吉田の2打点と走塁が延長の勝利を呼んだ。

ボストン・レッドソックスは現地9月17日、フェンウェイ・パークでオークランド・アスレチックスと対戦し、5-4で勝った。決着は延長10回だ。代打ニック・ソガードのゴロで三塁走者がかえり、気持ちの良いサヨナラとなった。

この夜の主役のひとりが吉田正尚である。指名打者として先発し、4打数2安打2打点だ。攻めの姿勢も目立ち、今季3盗塁目もきめた。打と走で、流れをたぐりよせた試合である。

1回裏、先頭が出て、2死一塁で吉田だ。外へ逃げるチェンジアップをしっかり見て、コンパクトにスイングした。打球は右前へするどく落ち、三遊間のシフトもこえる先制打となった。球速は約85.3マイル、打球速度は約95.5マイル、角度は17度、飛距離は274フィートである。ここは球を待って、中心でとらえた良い形だ。

5回は苦しい展開だった。アスレチックスに押しこまれ、押し出しと安打で一気に3点を奪われ、4-2となる。だがその裏、1死満塁で吉田がねばる。内へ食いこむカッターに対し、バットを短く持ち、小さく転がした。右側へ転がる当たりで一塁へ全力で走り、内野安打で1点を返した。球速は約88.9マイル、打球速度は約74.2マイル、角度はマイナス35度、飛距離は4フィートという、いわゆる“きわどい当たり”だが、こうした1点が大きい。

6回にはトレバー・ストーリーが中前へはじき返し、試合は4-4となった。ストーリーはこの回に盗塁もきめて、走で相手に重圧をかけた。8回には二盗で刺されたが、ここまでの成功の流れが、相手バッテリーに考えをしばったのはたしかである。

吉田は走塁でも存在感を出した。1回には二盗をしかけてリズムを作り、相手は投手メイソン・バーネット、捕手シェイ・ラングリエーズであった。相手のモーションをよみ、初動で勝った走りだ。打つだけでなく、こうした足の一手が、投手の配球や守備位置にもゆさぶりをかける。

終盤は小技が光った。延長10回、無死二塁からカルロス・ナルバエスが送り、三塁へ走者を進める。ここで代打ニック・ソガードが二塁へ強いゴロを放ち、ネイト・エイトンがヘッドスライディングでかえった。シンプルだが、確率の高い形で点を取りにいったのが勝因である。

投手陣もよく踏んばった。先発ルーカス・ジオリトは4回1/3で4失点と苦しい内容だったが、その後の中継ぎが無失点でつないだ。ザック・ケリー、アロルディス・チャップマン、ギャレット・ホイットロックらが走者を出しながらも、最後の一本をゆるさない。勝ち投手はクリス・マーフィーだ。

チーム全体では安打は10本とまずまずだが、得点圏では17の機会で3本と決め手を欠いた場面もあった。それでも、レフスナイダーの2回の一発が流れを止めず、守りでも落ち着きがあった。試合は18:45開始(現地時間)、試合時間は3時間34分、観客は36,404人である。

総じて、吉田の2安打2打点は、打の内容と状況対応のうまさが出た。強い当たりと、意図のある小さな当たりの両方で点を生んだのは好材料である。走でも相手にいやな空気をつくった。この感覚を次戦へつなげたい。

本日の成績(打者)

1打席目
安打
右前への適時打で先制。出塁後に二盗成功。
1回表
2打席目
飛球
中飛で打ち取られる。
3回表
3打席目
内安打
一塁線への内野安打で1点を返す。
5回表
4打席目
失策
一ゴロ失策で出塁。直後に代走ハミルトンと交代。
7回表

記録

NEXT

  • 今季通算20打点まであと1

COMPLETE

  • 今季3盗塁目を記録
  • この試合で2打点となり通算19打点に到達

次回の試合

次戦は同カードの最終戦で、現地時間2025年9月18日13:35開始(東部時間)、会場はフェンウェイ・パークである。日本時間では9月19日2:35開始。吉田は前戦で2安打2打点と好調で、打席での対応と走の積極性に注目したい。

SNSの反応

海外の反応

  • Masataka YoshidaのRBIシングルでRed Soxが1-0とリード。x.com
  • Yoshidaが日曜日以来の出場でRBIを挙げて勢いをつけ、その後セカンドを盗塁。1回にSoxが1-0。x.com
  • Red Soxが先制。Masataka Yoshidaがライトへライナーを放ってRBIシングル。1-0 Sox。x.com
  • Masataka Yoshidaが今夜のRed Soxの最初のランを打ち込み、最初の盗塁も記録。彼は何でもできる。x.com

関連NEWS

参考URL